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相談事例

相談事例

事例1 誤嚥事故(嚥下確認・口腔ケア)

施設に入所されている嚥下能力に不安のあった方が、誤嚥性肺炎になるなどして入院してしまい、施設の介護に不適切な点があったのではないか、ご家族からご相談がありました。

ご家族によると、入所の際、ご本人の嚥下能力が衰えており、食事の際にむせることが多いことなどを伝えていたとのことだったので、施設に入所時のフェイスシートや入所後の介護記録などの開示を求めました。
記録などから、施設側も嚥下機能の低下を十分認識していたであろうといえ、施設側も職員の嚥下の確認や口腔ケアが不十分であったとして非を認めて謝罪し、入院費・慰謝料等の支払を受けました。

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事例2 転落事故(ベット)

施設のベッドから転落してしまい、ご本人が職員に痛いと伝えたものの病院への連絡など特段何らの措置もなかったところ、翌日これをご本人から聞いたご家族が改めて施設に受診を要請し、病院に搬送され、骨折が発覚しました。
もっとも、その後、施設は介護記録や事故報告書などの開示を渋り、なかなか開示されないとのご相談がありました。

施設への証拠保全の申立も検討される内容でしたが、役所の介護保険課に既に相談していたこともあったので、役所からの事故報告書の開示と、施設への連絡をしてもらいました。その後、施設から介護記録などの開示を受けるとともに、不適切な対応を認めた謝罪と入院費・慰謝料等の支払を受けました。

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事例3 転倒(利用者同士)

デイサービスを利用中、他の利用者にぶつかられ転倒し、打撲等したご本人のご家族から、相手や施設に責任追及できないかとのご相談がありました。

施設に責任追及するには、例えば相手の方が認知症などで不穏行動がみられるなど、利用者間でのトラブルが予見できたといえる必要があります。しかし、そのようなこともなく、これまでトラブルもなかったということでした。また、施設には今後もお世話になりたいので、揉めるようなことはしたくないとの意向もありました。
そこで、相手の方(とその家族)と交渉し、治療費等の支払を合意することになりました。

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事例4 窃盗(居宅独居)

独居の親御さんのお世話や見守り等を知人の方が行ってくれていたところ、あるとき、ご家族が生活費として親御さんに渡した封筒内の現金が度々減っていることに気付き(使途不明)、知人の方に盗まれていないかと疑いご相談に来られました(親御さん自身はわからないと説明するだけとのこと)。

部屋に防犯のためということで録音機などを設置しました。
すると、知人の方が、ご本人が明確な承諾をせずにあいまいな態度であった中、世話代と称して現金を取っていたことが判明しました。そこで刑事事件として警察に被害届提出しました。
その後、ご本人の態度なども鑑み、金員の返還+αと、相手方をその家族が引き取り、転居することなどの内容で示談となりました。

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